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離婚調停 勝つためのポイント


陳述書は、自分が申し立てたい内容を、調停委員に事前に読んでもらうための書類です。

陳述書というと、硬く難しいイメージがありますが、書き方などに決まりはありません。
ちょっとした作文や手紙を書くイメージでもかまわないのです。

陳述書を書き調停委員にあらかじめ読んでもらう理由には、調停の場のある種緊迫した空気の中、限られた時間内できちんと自分のいいたい事を、漏れなく調停委員に伝えることが大変難しいことだからです。

話しにくいことなどを文章にして調停委員に伝えられるので、陳述書を読んでもらう事は、調停では非常に有効な手段となります。

陳述書を提出するタイミングは、調停申し立てと同時にするのが一般的ですが、調停が始まってからでも任意に提出できます。

◆陳述書を作成する際の注意点
事実と違うことを書いたり、無かった事を書いたりしない。
時間を追ってわかりやすく書く。
自分に不利になることは書かない。
自分に有利なことはなるべくたくさん盛り込む。
困っていることや、悲しんでいることを強調して書く。
自分と相手の性格などにも触れる。
相手から受けたダメージについてなるべく詳しく書く。
相手の悪口を書くとマイナスイメージになるので、絶対に書かない。
相手のプラスになることは書く必要はない。
相手が隠していることを悪口にならないよう注意して書く。

以上を簡潔に丁寧に書くことが大切です。



調停は自分の悔しい気持ちなどをわかってもらう場ではありません。

そこを勘違いしている人が多く、不平不満を調停委員にぶつけ、アドバイスを受けようとする人がいます。

調停はカウンセリングの場ではありませんので、調停委員にアドバイスを受けようと思ったら幻滅します。

これは、夫婦円満調停でも一緒です。

なかなか離婚を認めてくれないのであれば、いかに早く調停を流すかを考えたほうがよい場合もあります。

不調にしてさっさと次の訴訟の場に移さないと、調停で結局無意味に日数が過ぎていくだけです。

頃合を見て見切りをつけるのも、離婚に向けての戦術のひとつです。



浮気が原因での離婚調停では、自分の常識の中にない調停委員が多い場合もあります。

人生を真っ当すぎるぐらい波風立てずに生きてきた調停委員には、浮気の現実がわからない場合も無いとはいえないのです。

ですから、ものの言い方や態度によっては、調停委員を敵に回してしまう可能性もありえます。

今の調停委員たちは、いわゆる団塊の世代前の人たちですから、まだまだ「女性は三歩さがって」みたいな考えを持っています。

ハキハキものを言って、こちらの意見を主張したいところですが、調停委員を敵に回しても得策ではありません。

ここはひとつ、女優になったつもりで、おしとやかにしっとりと、視線を落として穏やかな口調で話しましょう。

とにかく、揉め事の経験が無い人間に話をするということを、念頭に置くことです。

腹を立てて、やけになったらおしまいだと言うことを、肝に銘じて調停に臨みましょう。



調停委員は男女1人ずついます。

話をしていく上で、どちらの調停委員がキーマンになるのか、見分けるのも大事です。

大切なポイントを話すときはキーマンに話して、その他の話は2人に均等に話します。

片方ばかりに話していると、もう一方の人が冷たい目で見るようになってしまいます。

話し方もボロが出ないように、言葉遣いを丁寧にして話します。

相手の悪口を言うのは御法度です。

また、相手の腹立たしい主張を聞かされても、静かに聞く態度を見せて「でも私はこうしてきちんとやってきたつもりです」と、一段上にいる雰囲気をかもし出すのも有効なテクニックのひとつです。



調停の場で身の上話をしていると、感情的になって、つい、泣いてしまう場合もあります。

また、泣きたくなくても演技したくなる時もあります。

泣き方も戦術のうちで、ハンカチで目頭を押さえて涙をこらえる姿だったら、割と同情してもらえるようです。

逆に、大声でギャーギャー泣いたら変に思われるし、回りの人たちも困ってしまいます。

せいぜいシクシク泣く程度にしましょう。

大きな声では言えませんが、調停委員は基本的に騙されやすいという弁護士もいます。



調停に出向く際には、必ずもって行かなければならないものもあると思います。

忘れると、調停がとどこおったり、調停委員に悪い印象を与えるなど自分に不利になることが多いので、調停前日からしっかり準備をしておきたいものです。


■メモ帳と筆記用具
調停室では、自分の発言、調停委員の発言、調停委員から伝えられた発言をできるだけメモしましょう。録音機は持ち込めません。

■話を整理しておく
前もって陳述書をまとめておき、その内容に添って話をし、メモを加える形にする。

■要求された持ち物は必ず持参する
証拠品や書類など、家庭裁判所から要求されたものを忘れずに持って行きます。
忘れてしまうと、それが原因で長引いたり、その回が流れてしまうこともあります。
調停を順調に進めるためには、とどこおりの原因を作らないようにしましょう。

■自分のスケジュールを把握しておく
次回の期日を決めるために、少し先までのスケジュールを把握しておく必要があります。
そのためには、予定を記した手帳も必要でしょう。

■子どもをどうするか考えておく
調停室にはベビーベッドもあり、子どもを連れて行くことが可能です。
ただし、子どもが大人の会話がわかるような年齢になると、嫌な雰囲気や話の内容に傷つくこともあるので、誰かに預けるなどの配慮をするべきです。



調停に出席する日の服装は重要です。

例えば、妻に不満を持っている夫が「妻は自分勝手で、周りの雰囲気を読まないで好き勝手ばかりする」という場合。

その夫が、ごく一般的なスーツにネクタイ姿で発言する場合と、短パンにアロハ、サンダル履きで発言するのとでは、おのずと調停委員の受ける印象は違ってくるのは明白です。

服装でその人の人格すべてが判断されるわけではありませんが、誤解を受けるような服装をしないことが、社会人としても必要です。

調停の場では個性を主張する必要など無く、調停委員に服装のセンスを褒めてもらう必要ありません。

服装も離婚調停に勝つための、戦略の一つであることは間違いありません。

さて、どのような服装をすればよいかですが、女性ならば地味な色を選んでおけば、スカートでもパンツでもよいと思います。

高価なアクセサリーは、なるべく着けないようにしたほうがよいでしょう。
化粧もほとんどノーメイクぐらいの、地味で控えめにします。

ただし、あまり貧しそうにすると、親権の争奪時に不利になりかねませんから、程度には気をつけましょう。

男性の場合は、ビジネススーツにネクタイが相手によい印象を与えます。

服装で大事なのは、ある程度知性を感じさせ、質素で清潔感を出すことです。



プレゼンテーションとは、会社の会議などで自分の立てた企画を通すために行う「説明」です。

これが上手く出来ないと、離婚調停で勝つことは難しくなります。

調停の場では自分がどんな理由で、どんな考えを持っているかなどを、相手と回りに理解してもらうために行うのが目的です。

このプレゼンテーションを行う能力は、会社であれば社内会議やミーティング、営業などに必要な能力ですし、主婦であれば子どもの学校でのPTA会議や、お住まいの地区や町内の役を引き受けた場合にも必要なスキルです。

一般的に調停では、夫と妻が交互に調停室に入り、調停委員に向かってあなたの希望、不満、自分が望む解決法や、調停まで行わなければならなかった経緯などを伝え、それを聞いた調停委員が相手方に伝えます。

あなたの思っていることが調停委員に正しく伝わらないと、相手方へも思いが伝わらず、誤解や疑いなどが起こってしまう恐れがあります。

自分が思っていることを、言葉にして伝えることは、よほど慣れた人でないと難しいものです。

それが調停の場となると、なおのことでしょう。

自分の思いが伝わらない、自分が悪いように思われた、誤解された、相手の言い分ばかりが通っているなど、「なぜ?どうして…」と思う前に、自分の意見が調停委員に上手く伝わっているのか、反省してみる必要があります。。

上手くプレゼンテーションを行うには、資料を作成しておくことが大切です。


調停委員にあなたの思いを正しく伝えるためには、話したい内容を十分に整理しておくことが大切です。

今までの結婚生活の中で、いつ、何が起こり、何を感じたか、その時の子供たちの様子などを適切に説明できるようにして調停にのぞむことが必要です。

基本となる資料の内容は、結婚から現在に至るまでの夫婦の結婚生活(歴史)を年表のようにまとめます。

いつ、どんな問題が起こったか、その時あなたはどう感じたかなどを書き込んでおきます。

なるべく詳しく、結婚生活のすべてを書き込んでおくことが大切です。

次に、あなたが考えていることを、具体的にまとめておきます。

どのような理由で離婚を決意したか、現在の状況(体調や心的状況など)、離婚条件などを詳しく書いておきましょう。

離婚条件は、財産分与、慰謝料、親権、養育費、別居条件などの希望を整理しておきます。

【離婚調停アンケート】
●初回調停は…

 不安があった・・・・91% 
 不安はなかった・・・9%
 自信があった・・・・50%
 自信なかった・・・・50%
 恐怖心があった・・・82%
 恐怖心はなかった・・18%
 期待があった・・・・79%
 期待はなかった・・・21%

●あなたは弁護士への相談は…
 
 相談した・・・・・・85.2%
 相談していない・・・12.8%

●相手方は弁護士への相談は…

 相談した・・・・・49%
 相談していない・・21%
 不明・・・・・・・30%
 
●弁護士に依頼して…
 
 よかったと思う・・・・・78%
 よかったとは思わない・・22%

●調停委員の態度は…

 良いと感じた・・・76%
 悪いと感じた・・・24%
【資料引用】
●厚生労働省人口動態統計
●国民生活白書
●司法統計
●内閣府『男女間の暴力に関する調
 査』
●ウィキペディア
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