年金分割の基礎知識
年金分割(離婚分割)の手順(流れ)は、おおむね次の通りです。
離婚時の年金分割に関する情報を社会保険事務所で入手する
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夫婦の話し合いで、按分割合を決める
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按分割合を決めたら、それを公正証書か私署証書をつくる
夫婦間での話し合いがつかない場合は、家庭裁判所で按分割合を決める
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社会保険事務所に年金分割を請求する
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夫と妻の標準報酬の記録が書き換えられる
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自分の年金をもらえる年齢になったら、老齢年金を請求する
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分割後の記録で計算された年金が支給される
つまり、年金分割とは、もらえる年金の額を決めるための記録を、一定のルール(計算方法)で分割し、それまでの(離婚前)記録を分割後の記録と書き換え、その分割後の記録に基づき、もらえる年金額が決まり、年金がもらえる年齢に達したら支給される…ということになります。
通常は、夫の方が保険料を多く支払って(掛けて)いる場合が多いので、夫の記録の一部を妻の記録に分割することになります。
支給される年金そのものを、分けてもらえるということではないのです。
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